今回、LINK-UP CAFEは様々な国のAPU生にインタビューを行い、美しさについてそれぞれの国の価値観を集めました！質問は以下の4つです。
Q1. 「美しい」と聞いてどのような人を思い浮かべますか？なぜそう思いましたか？
Q2. あなたの国では、見た目に関する社会的なマナーはありますか？またそれは性別に よって異なりますか？
Q3. あなたの国では、肌が白いほど美しく見られますか？
Q4. 女性は体の毛を剃った方がよりきれいに見られますか？
Q.1: 一般的には、「身体的に魅力的な人」例えば鼻が高く、肌が白い。しかし、このような魅力だけで美しさは評価されないと考える人も一定数いる。
Q.2: 女性は、明るい肌に小さな鼻、眉毛を剃ることがマナーとしてある。保守的な人は流行の服や控えめな服が良いとされている。男性は女性と比べて制限が少なく、男性的な見た目であれば（日焼けしているなど）良いとされる。服装もそこまで気にされない。
Q.3: 肌が白い方が間違いなくよく見られる。肌を白くするためのものが今でも広く売られており（日焼けした女性が白くなるようなもの）、これは植民地化と西洋化の進行によるものだと思う。白人社会のヒエラルキーにより西洋の影響が非常に強く、より国際的な場にいれば、色差別を意識するようにもなる。
Q.4: シェービング製品は高価なことが多いので、あまり強制されるイメージはない。しかし、女性の脚の毛は不潔なものとみなされ、毛を剃っていれば清楚なイメージになる。
Q.1 肌の色が濃すぎたり薄すぎたりしない混血の人が美しいとされていた。時代が流れるにつれ、肌の色が濃い人も美しいと認められるように。
Q.2 一般的に、女性はドレスやスカートを切ること、髪を整えることが社会的マナーとなる。若い世代は化粧をすることも入る。男性は、より典型的な男性的な服装をきることが良いとされている。
Q.3 肌の色が薄い人は、より魅力的に見られることが多く、学校などでも人気があることが多い。植民地化の影響で、現在の美の基準の多くは、西洋が美しいと描くものに影響されている。
Q.4 衛生面が保たれていれば、体毛はあまり気にならない。剃るかどうかはその人の自由。
Q.1 顔が整っている、日本では目が大きい、顔が小さいなどが顔が整っていると言われる基準。スタイルが良い、足が長い、細いというのが、皆が自然と目指している理想
Q.2 普段はあまり言われないが、就活や学校の制服では女性はスカートを履いた方が良い、大多数を占めている。職場などでは女性はメイクした方が良い。男性がヒール、インヒール、厚底など女性らしい靴を履くことは好まれていない。男性の方が背が高い方が好ましいとされている
Q.3 焼けている肌が好きという人もいるが、全体的には肌が白いといいという価値観はある。子供の頃はあんまり気にしてなかったが、中学くらいから女性は日焼け止め塗り出した。昔の流行では黒い肌が流行り、日サロ通って自分から焼いてた女性もいたが、今はほとんどみられない。そばかす、ホクロについては本人が気にしてることが多いが、ファッションとして取り入れられることも。
Q.4 女性は毛を剃った方が絶対的に良いとされており、ほとんどの人が毛を剃っている。脱毛の広告が頻繁に流れており、それも影響を与えていると思う。最近では脇毛やすね毛を剃る男性も増えている。
Q.1 昔は白い肌が美しいとされていた。最近では全員がそれぞれの美しさを持っているという考え方が広がってきている。その他には化粧してる人、細すぎない人、男性では筋肉質な人などが挙げられる。
Q.2 若い女の子はそれ相応の格好をした方が良いという価値観がある。露出が多い服やボディピアス、穴が大きい、派手すぎるピアス、タトゥーなども悪いイメージがある。化粧、男性はメイクしない方が良いとされている。
Q.3 変わりつつあるが、まだ白い肌の方がよいというイメージが残っている。例としては、服やコスメ商品の広告がタイ人のなかでも白い肌の人が務めることが多いことが挙げられる。
Q.4 一般的には、女子は毛を剃った方が良いとされており（場所は限定される）、男性は逆に剃らない方が良い。就職などの際には男女問わず全く関係ないため、気にしない人もいる。
Q.1 女性の場合は、若くて綺麗、長くて暗い髪、大きい目、長いまつ毛、メイクが上手な人。メガネはどちらかと言えば無い方が良い。背が高い人が美しいとされている。
Q.2 肌の色素を抜いて白くするためにブリーチをしてる子が多い。子供の頃から周囲にブリーチをするように勧められることも。特に田舎の方がその傾向が強い。男性のマナーもあるが女性のほうが社会的マナーのプレッシャーが強い。
Q.3 白い方がよく見られる。男性よりも女性の方が、白い肌の方が良いという社会的なプレッシャーが強い。イギリスに支配されていた植民地時代から、白い肌が良いというイメージが強い。
Q.4 剃った方がいいとされているが、しなくてもそこまで言われない。
それよりも肌の色の方が重要視される。
Q.1 男性の場合は背が高いこと、女性は男性より背が低いことが挙げられる。綺麗な肌、長い髪も美しい人の対象となる。
Q.2 女性は、シャイで大胆過ぎない人が良いとされている。格好は、都会や街では一般的にはジーンズやシャツを着ているが、田舎では祭日の日などに伝統的な衣装（Shalwar Kameez Women）を着る習慣があり、メイクはしなくてもいいが、フォーマルな場は例外である。男性は、足を全部出さないことが社会的マナーとしてはあるが、メイクという習慣がないため、男性がメイクをすると虐められる可能性もある。
Q.3 白い肌の方が良いが、少し黒くても良い。ただ、黒すぎる（黒人）は良くないとされるイメージがある。肌の色素を抜くクリームがあるが、使った方が良いよという人もあまりいない。
Q.4 男性も含め、剃った方が清潔であるとされている。神にお祈りする時に体を清潔にするという意味もある。
Q.1 細過ぎず、太過ぎず、くびれがある人。ニキビなどがない綺麗な肌で笑顔が素敵な人。
Q.2 学生のうちから髪を染めても大丈夫だった。社会の中に見た目に関するマナーとかは特にないと感じる。
Q.3 肌は白い方がいい。6〜7割の人たちは肌が白いと思う。モンゴル人から見たら日本人は白いと思う。モデルさんは肌の色関係なくいろんな人がいる。
Q.4 女子は体の毛は剃った方がいいが、学生のうちはあまり気にしていなかった。男の人の中では縛りのようなものはなく、女子とは逆に剃らない方が良いかも。デートに行く時は気にするけど、普段は気にしてない。
いかがでしたか？理想的な一つの美しさがあると思いがちですが、このインタビューの結果から、美しさは国や文化によって違うことがわかります。また何が美しいとされるかは、歴史的な背景とも関わっており、それぞれの時代の流れや場所によって、美しさが変わっていくこともわかりますね。
あなたらしい美しさの価値観を持つために、美しさのなかにも違いがあることを知っておきましょう。どんな美しさがあなたにとって理想ですか？
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